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「ひみこの歯がいーぜ」
こんにちは。
歯科医師の森岡梨奈です。
お正月休みが終わったと思ったら、もう1月も終わりですね。
今年はコロナ禍でのお正月となり、お家で過ごされた方が多いのではないでしょうか。
私も今年は帰省せず、自宅にこもりきりのお正月休みを過ごしました。
美味しいものをたくさん食べてゴロゴロ…その結果、大幅増量(涙)
なんとかしなければと、とりあえずすぐに実践出来ることから始めました。
それは、食事の時に「一口30回噛む」です。
みなさんは「ひみこの歯がいーぜ」という言葉を聞いたことはありますか?
「よくかむ8大効用」として、日本咀嚼学会が掲げた標語です。
「ひ」肥満防止
ゆっくり噛むことで満腹中枢を刺激し、少ない量でも満腹感が得られる。
「み」味覚の発達
よく噛んで味わうことで味覚の発達を促す。
「こ」言葉の発音はっきり
口の周りの筋肉がきたえられ、発音しやすくなる。表情も豊かに。
「の」脳の発達
脳の働きを活発にし、子どもの知育を助け、高齢者の認知症を予防。
「は」歯の病気予防
唾液の分泌を促し、むし歯や歯周病を防ぐ。
「が」ガン予防
唾液の分泌が活発になり、唾液中の成分が発がん性物質を抑制する。
「い」胃腸快調
消化酵素の分泌が活発になり、胃腸の消化を助ける。
「ぜ」全力投球
歯を食いしばる力が鍛えられ、力を発揮しやすくなる。
卑弥呼の時代=弥生時代の人々は、1回の食事で約4000回噛み、約50分かけて食べていたとか。
それに比べ私たち現代人は、約600回、平均10分で食事を済ませているそうです。
よく噛んで食べることは、ダイエットだけでなく、健康につながる様々な効果が期待できます。
みなさん、たくさん噛んでお口の中から健康になりましょう!
お口のことで気になることがありましたら、いつでもご相談くださいね。