歯科医師の森岡です。
皆さまは年末年始をどのようにお過ごしでしたか？
私は今回も帰省はせず、自宅で過ごしました。

さて、医院あるあるだと思うのですが、毎年年末になると歯が痛い、と来院される患者さんが多くなります。

健康な歯が突然痛くなるのではなく、悪くなっているけど痛みがないため放置していた(慢性炎症といいます)歯や歯ぐきが、急激に悪化して痛む(急性炎症といいます)のがほとんどです。
なぜ年末になると痛くなっちゃうのでしょうか？

12月は師走と言われるように、仕事や用事、行事などでにわかに慌ただしくなりますよね。
それにクリスマスや忘年会など、たくさん食べたり飲んだりする機会も多くなり、知らず知らずのうちに胃腸にも負担がかかります。
疲労、ストレス、寝不足など体に負担がかかってくると免疫が鈍くなってきます。すると、普段はおとなしくしていた悪くなっている歯や歯ぐきが、免疫が弱った途端に急激に暴れだします。
これが慢性炎症の急性化といわれるものです。

歯の痛みって本当に辛いですよね。一睡も出来なかったと言われる患者さんも多いです。
年末年始はほとんどの医院はお休みですし、休日診療所は同じような患者さんであふれかえっています。
せっかくのお正月休みに大変な思いをしないためにも、定期的な検診でお口の状態をチェックしていきましょう。
悪い所があればすぐに治し、悪くならないように予防が大事です。
気になることや困った事があれば、いつでもご相談くださいね。

本年もよろしくお願い致します。